卒 業 研 究

電気電子情報工学科 信号処理研究室
【 指導教職員 】 田口亮
【 研究概要 】
「信号処理」は画像,音声,計測,制御,通信の基礎となる理論・アルゴリズムを提供してくれもので,現在のマルチメディア社会を支える通信技術,音声・画像処理技術の基盤は信号処理理論・アルゴリズムとも言える.本研究室では,全ての学生が新しく・役立つ研究を行うことを原則としている.その原則を達するために,学術雑誌への論文投稿を前提とする学術的な貢献を目指した研究もしくは受託研究等を通じた実用的な貢献を目指した研究のいずれかが課せられることなる.それら意義深い研究を通じ,研究に必要な思考力,文章力と研究者として必要な発想力の育成を目指している.研究のメインテーマは人間の視覚特性,聴覚特性を重んじたマルチメディア信号処理.
【 卒業研究課題 】
・画像・映像信号の復元--古い劣化した(汚れた)モノクロ映画やMPEG画像をディジタル信号処理技法により復元する研究など.
・カラー画像信号の強調・復元--暗い場所で撮られた低コントラストのカラー写真を理想状況で撮られた写真のように加工(強調)を行う方法の開発など.特に,人間の視覚特性をモデル化し,画像強調手法を構築する.
・ディジタル画像の超解像度化--ディジタル画像のある一部分を拡大するときやディジタルカメラ等でズームアップするときに際して,鮮明さを保ったまま拡大する方法が要求さら,その方法の開発を行う.
・脳波を用いた画像評価--画像評価はこれまで主観評価という方法で行われたきました。本研究では視覚野と呼ばれる部位の脳波により画像評価が可能か否かを明らかにする研究を行います。
・標準符号化の改良法--MPEG,JPEG符号化画像を対象とした画質改善手法の開発.JPEG,MPEGにおける符号化方式改善のための符号/復号器に対する付加回路(アルゴリズム)の提案
・画像・映像処理アルゴリズムの実装---本研究室で開発・提案した優れた画像・映像に対する処理アルゴリズムをDSPやFPGAを利用してハードウエア実現する。
【 研究室の特色 】
 電気・電子・通信関連業界は,現在,求人として大学院修士課程修了者を希望する傾向がある.これは,それら業界が即戦力なり得る人材を望んでいるからである.当研究室では,それら業界の要求に応えるためにも,できるだけ多くの学生に大学院進学をすすめ,かつ,修士課程修了時には十分な能力を持つことを保証する研究課題および研究活動へのサポートを行っている.過去5年間を振り返ってみても,修士課程修了者の大半が論文を学術雑誌(電子情報通信学会論文誌)に掲載させている.もう一つの特徴は,多くの企業と共同研究を行っている点である.これは信号処理が多くの分野における実用的な問題にソルーションを提供する力を持つことがその要因である.

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