卒 業 研 究

電気電子情報工学科 電子物性研究室
【 指導教職員 】 森木一紀
【 研究概要 】
 高速大容量光通信システム構築への強い社会的要請がある。これには、電子デバイスの格段の高速化が要求されるとともに、ボトルネックである交換技術を全光化するために並列性、超高速性の優れた光デバイスが要求されている。
 研究室では、超高速光スイッチの開発を目指した導波路アレー型光偏向素子の開発を行っている。このデバイスを実現するために、水素結合による自己組織化現象をもちいて光機能性を発現させる高分子薄膜の形成、蒸着重縮合による高分子量子細線の形成、プラズマ支援重合法による高精度光導波路の形成等を行っている。
 さらに、光システム構築に必要な、システムLSIの設計教育プログラムの開発、教育用動画コンテンツの作成も行っている。
【 卒業研究課題 】
1.大容量光通信網を実現するには、波長を多重化した光信号を波長毎に異なる光導波路に高速で切替えることのできる波長・空間光スイッチが必要となる。これを、導波路アレー型光偏向素子により実現することを目指す。
2.光機能素子は、電界や光等の外部信号により光学定数が変化する機能を有する。この素子の高速動作のため、大きな非線形光学効果を有する高分子材料の開発を目指す。
3.通信・情報システムの高度化により、卒業生に要求される技術レベルも高度化している。システムLSI等の設計技術習得用教育プログラム作成、遠隔教育用動画コンテンツの作成等により教育レベルの向上を目指す。
【 研究室の特色 】
光デバイス材料として、従来より半導体、光学結晶、石英ガラスなど無機材料が用いられている。近年、構造・機能の多様性から有機材料が注目され、光デバイスに限らず、電子デバイス用材料として注目されている。本研究室では、以下の3通りの方法で開発を行っている。
1. 水素結合による自己組織化を利用し、光機能性高分子薄膜を作成する。
2. 真空蒸着法により低分子を基板上に付着し、重縮合反応により高分子量子細線を形成する。
3. プラズマ支援重合法を用いモノマー材料から均質性、均一性の高い高分子薄膜を形成する。
開発した薄膜形成技術を用い、光交換用素子の開発を目指す。

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