卒 業 研 究

建築学科 小林研究室(建築環境設備)
【 指導教職員 】 小林茂雄
【 研究概要 】
本研究室は、照明や色彩などを中心とした環境心理学と、人の心理や行動を考慮に入れた視環境計画を研究分野としている。人間が環境の中でどのような行動をとっているか、あるいは環境をどのように知覚・認識しているかを、観察や実験を通して明らかにしようとする。具体的には、住宅、商業空間、屋外公共空間などを対象として、光や色などの環境要素が人間に及ぼす影響について検討している。
また近年、都市における光環境の整備計画にも取り組んでいる。現地調査、ヒアリング、住民との照明に関するワークショップなどを通じて、街に合った光環境を提案し、整備していくものである。これまで、富山県八尾町、富山県五箇山相倉集落、横浜市中区日ノ出町、岐阜県白川村平瀬を対象に、実践活動を行った。
【 卒業研究課題 】
 卒業研究は、所属する学生と相談の上、課題を設定する。近年の卒業研究の課題は次のようなものであった。
 1.防犯性を考慮した住宅照明の低照度化の提案
 2.都市の地域性を考慮した光環境計画と光環境整備の実践
 3.室内不均一照明における着座者の位置選択
 4.飲食空間の内装色と素材が家具のレイアウトに与える影響
 5.屋外空間における行列形成時の対人距離
 6.都市における落書とグラフィティの問題と魅力
【 研究室の特色 】
本研究室は、建築環境工学において、照明や色彩などの視環境の分野を中心に扱うものであるが、環境の適切な初期条件を設定することよりも、環境の人間に対する働きかけに重きをおき、人間と環境が相互に影響を及ぼし合う仕組みを解明することを目標にしている。
また、落書き問題に関する研究や、都市の光環境整備に関する活動では、現地調査や住民とのワークショップなど、地域と協同して活動を進めることが多い。照明デザイン事務所と連携した実践的な研究活動を行っている点も特色がある。

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