卒 業 研 究

その他・教育研究施設 ソフトマテリアル研究室
【 指導教職員 】 飯島正徳
【 研究概要 】
 「ピアノ線より強いケブラーを知っていますか?」 ケブラーは鉄よりずっと軽いソフトマテリアル(高分子)で出来ている高強度高弾性率繊維です。ソフトマテリアルはスーパーの袋からコピー機・車や飛行機まで、我々の身の回りに広く応用されています。このソフトマテリアル、材料物性が刺激の速さによって変化する特異な性質(粘弾性)を持っています。本研究室では、ソフトマテリアル(高分子、ゴム,ガラス)を対象として、結晶化やガラス転移などの振る舞いを動的測定(比熱,誘電率,弾性率)から解析し、免震ゴム、燃料電池電解質膜、生分解性プラスッチク等の材料設計に応用しています。また、ソフトマテリアルをナノメートル程度の大きさにして、記録を可能とする材料について研究を行っています。研究室のキーワードは、ソフトマテリアルとナノテクノロジーです。ソフトマテリアルを物理学で扱うことは、他にもまだ不思議な事がたくさんあります。ソフトマテリアルの不思議の解明、それは21世紀への挑戦です。
【 卒業研究課題 】
 1.「免震ゴムにおける動的比熱による材料設計」
 2.「燃料電池電解質膜のクラスター構造解析」
 3.「熱可逆性記録材料の記録特性とメカニズムからの材料設計」
 4.「温度変調型示差走査熱量計によるひも状分子の測定」
 5.「ガラス転移におけるひも状分子の分子運動」
 6.「ひも状分子の熱的ダイナミクスと分子運動」
 7.「熱測定における温度変調測定法に関する研究」
 8.「ひも状分子の構造形成における初期過程」
 9.「X線小角・広角散乱によるひも状分子の構造解析」
10.「低分子物の核生成と結晶成長」 
 
 以上が、現在の具体的な研究テーマであるが、
 これ以外のup-to-dateなテーマにも対応できるように考えている。
【 研究室の特色 】
・当研究室では、物理を基礎として化学的・生物的な物質を対象とする、分野を越えた、バリアフリーなTotal Material Scienceを目指しています。そのため、多方面の幅広い知識が必要であり、いろいろな学科・学部の人と自由な雰囲気の中で、議論しながら活動的に研究を進めていく。
・海外も含めた外部の大学や研究機関との交流や共同研究を行うため、Open Lab.を目指しています。
・物作りの体験、研究計画の作成と実行、企業のシステムを意識した研究推進、パソコン・LANの活用。

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